まず初めに伝えたいこと
これからUQモバイルのプランについて詳しく解説していきますが、その前に知っておいてほしいことがあります。
それは…
…
キャリアが一番おすすめするのはキャリアが一番儲かるプラン
あなたに一番メリットがあるプランとは限らない
ということです。
テレビでもUQモバイルのCMをよく見ますよね?
あのCMを流すのに企業は億単位のお金をかけています。
企業はなぜ億単位のお金をかけてCMを流すのかというと儲かるためです。
そして、儲けるために一番儲けやすいプランをCMを使って人々に認知させます。
UQモバイルでいうと、彼らが一番おすすめしたいのはおしゃべりプランとぴったりプランです。
CMで見たことあるから安いんだろうなと思っても実際は違う場合もあります。
まずはこのことを理解した上でこれからご紹介するUQモバイルのプランの話を読んでください。
本当におすすめできるプランは何かをこれから元スマホ販売員の私が本音で解説したいと思います。
[st-kaiwa1]保険なんかもCMで紹介されているのは保険会社が一番儲かる商品です[/st-kaiwa1]UQモバイルにはどんなプランがあるの?
UQモバイルには大きく2種類のプランがあります。
新プランであるおしゃべりプランとぴったりプラン。
そして、旧プランであるデータ高速+音声通話プラン(1680円)、データ無制限+音声通話プラン(2680円)があります。
この中で、旧プランのデータ無制限+音声通話プラン(2680円)は速度が遅いので絶対おすすめしません。
新プラン | おしゃべりプラン
ぴったりプラン |
---|---|
旧プラン | データ高速+音声通話プラン(1680円、3GB)
データ無制限+音声通話プラン←おすすめしない |
UQモバイルの新プランは注釈多すぎ(笑)
私も愛用しているUQモバイルは速度も大手並みに早くて気に入っていますが、いつもイマイチだなと思う点があります。
それは…
プランの注釈が多すぎて分かりにくい点です。
私は元スマホ販売員で一般の人よりは少し詳しいので大丈夫ですが、余り詳しくない人にとっては分かりにくいと思います。
[st-kaiwa1]正直この料金表見て分かりますか?分かりにくいですよね?[/st-kaiwa1]UQモバイルのプラン選びの注意点
14ヵ月目以降に1000円値上がりする
まず気を付けたいのが、14ヵ月目以降に1000円値上がりすることです。
おそらく多くの人がおしゃべりプランやぴったりプランのMを選ぶと思いますが、2980円で安いのはあくまで最初の1年間だけで、それ以降は料金が3980円になります。
【26ヵ月目以降の料金】
プランS:1980円→2980円
プランM:2980円→3980円
プランL:4980円→5980円
26ヵ月目以降データ量と無料通話が半分になる
26ヵ月目以降データ量が半分になり、ぴったりプランの無料通話分も半分になります。
【26ヵ月目以降のデータ量】
プランS:2GB→1GB
プランS:6GB→3GB
プランS:14GB→7GB
【26ヵ月目以降の無料通話】
※ぴったりプランのみ
プランS:60分→30分
プランM:120分→60分
プランL:180分→90分
ただし、現在では500円のオプションに加入すれば26ヵ月目以降も今までと同じデータ量と無料通話分が使えます。
おしゃべりプラン・ぴったりプラン→データ高速+音声通話プランへの変更は不可
プラン変更についても注意が必要です。
公式サイトにも記載されていますが、おしゃべりプランやぴったりプランからデータ高速+音声通話プラン(1680円)への変更はできません。
×:おしゃべり・ぴったりプラン→データ高速+音声通話プラン(1680円)
ちなみに逆はOKです。
〇:データ高速+音声通話プラン(1680円)→おしゃべり・ぴったりプラン
他にも以下の場合はプラン変更は可能です。
〇:おしゃべりプラン⇔ぴったりプラン
〇:プランS⇔プランM
[st-kaiwa1]特に最後の注意点は見逃しがちなので注意しましょう[/st-kaiwa1]そもそも論としてUQモバイルのプランSはコスパ悪すぎ
ここからいよいよそれぞれのプランについて解説していきます。
そもそも論としてUQモバイルのおしゃべり・ぴったりプランSはコスパ悪すぎです。
安いのはあくまで最初の1年間だけで2年目以降は2GBしか使えないのに月額2980円です。
これだったらデータ高速+音声通話プラン(1680円、3GB)と通話料金が半額になるアプリを組み合わせて使った方がマシです。
プランSの加入を検討している人はあまりネットを使わない方だと思いますが、それでも1GB(2年目以降)は少なすぎですし、それに対して月額2980円は高すぎです。
プランSはコスパが悪いのでおすすめしません。
プランS | データ高速
+音声通話プラン |
差額 | |
---|---|---|---|
1~13ヵ月 | 1980円(2GB) | 1680円(3GB) | 300円 |
14~25ヵ月 | 2980円(2GB) | 1680円(3GB) | 1300円 |
26ヵ月~ | 2980円(1GB) | 1680円(3GB) | 1300円 |
ちなみに楽天電話などの通話半額アプリを使えば60分で600円です。
つまり、14ヵ月目以降はぴったりプランSと同じように通話代金を含めてもデータ高速+音声通話プラン(1680円、3GB)と通話半額アプリを使った方が安く済むのです。
[st-kaiwa1]プランSはコスパ悪し![/st-kaiwa1]UQモバイルのプランLはあまりメリットがない
次にUQモバイルのおしゃべり・ぴったりプランLですが、大手キャリアと比較してもあまりメリットがありません。
例えば:ドコモとMNP時の料金比較してみましょう。
ドコモ:iPhone 8 64GB
UQモバイル:Huawei nova2
ドコモ
カケホーダイライト+5GB |
ドコモ
カケホーダイライト+20GB |
UQモバイル
おしゃべり・ぴったりプランL |
|
端末実質負担 | 1200円 | 1200円 | 1200円 |
プラン代 | 7000円 | 8000円 | 4980円
(14ヵ月目以降5980円) |
合計 | 8200円 | 9200円 | 6180円or7180円 |
いかがですか?
UQモバイルは確かに最初の1年くらいは安いですが、2年目以降になるとほとんど差がありません。
実際、上のドコモの料金からずっとドコモ割などの長期利用割引を含めると差はもっとなくなります。
しかも、ドコモだと最新のハイスペックスマホが使えますが、UQモバイルだと使えません。
このようなデメリットも考えるとおしゃべり・ぴったりプランLには大手キャリアと比べてメリットがありません。
※UQモバイルで最新ハイスペック端末を使うには自分で一括払いでApple Storeなどから購入しなくてはなりません。
[st-kaiwa1]プランLはあまりメリットがない[/st-kaiwa1]UQモバイルのおしゃべりプランMもおすすめしない
5分以降の通話は30秒20円かかる
まずUQモバイルのおしゃべりプランをおすすめできない理由は5分以降の通話は30秒あたり20円かかることです。
現在では、楽天電話など通話料が半額(30秒/10円)になるアプリがあり、実は通話時間が10分を超えてくると楽天電話を使った方が安くなります。
上のグラフを見てください。
おしゃべりプランの5分かけ放題と楽天電話を比較した場合、10分で料金がトントンになります。
そして、それ以降はおしゃべりプランの方が高くなってしまいます。
みなさん、毎回5分以内で電話を切ることができますか?
おそらく多くの人は10分以上話してしまうこともあると思います。
そんなとき、おしゃべりプランの5分かけ放題では超過分の通話代金が定価で取られるため実はあまりオトクではないのです。
[st-kaiwa1]毎回5分以内の通話をするのは現実的に難しい![/st-kaiwa1]5分くらいの店への予約電話ならLaLa Callがおすすめ
最近では友達や家族とのやり取りはLINEを使う人が多く、通話をあまり使わなくなってきています。
そんな、通話をあまり使わなくなってきたこの世の中で、5分間電話をかけるのはどんな時でしょうか?
個人的には美容院や居酒屋などお店の予約の電話が多いのではないかと思います。
しかし、お店への予約電話つまり、固定電話への通話はIP電話アプリのLaLa Callを使うと超安く済みます。
mineoユーザー以外の場合は月額基本料108円がかかりますが、固定電話への通話が超安いので十分元が取れると思います。
LaLa Callの固定電話への通話代金はなんと…
…
3分で8円!
一瞬安いかどうか分からないですが、通常の通話代金は30秒で20円です。
楽天電話を使っても30秒で10円です。
【3分間の通話代金の比較】
LaLa Call:8円
通常通話:120円
楽天電話:60円
以下にLaLa Callが安いかよく分かって頂けたと思います。
LaLa CallはIP電話アプリで通話品質は少し落ちます。
しかし、お店の予約の電話にそこまでの通話品質がいりますか?
LINE通話や楽天電話、LaLa Callなどを利用すれば、おしゃべりプランに入る必要性はあまりないのです。
[st-kaiwa1]LaLa Callは固定電話への通話代金が激安![/st-kaiwa1]おしゃべりプランMは自作した方が安い
おしゃべりプランですが、実は自作できるんです!
その方法は
UQモバイルのデータ高速+音声通話(1680円)のプランにG-Callの10分かけ放題を組み合わせることです。
プラン | 料金 |
---|---|
データ高速+音声通話プラン(3GB) | 1680円 |
G-Call 10分かけ放題 | 800円 |
合計金額 | 2480円 |
しかも、この方法だとメリットが2つあります!
1つ目は10分かけ放題だということです。
おしゃべりプランだとかけ放題は5分だけでしたが、この方法をとると10分間の通話が無料になります。
2つ目は10分以降の通話代金が30秒10円と半額なままなことです。
おしゃべりプランは5分間を超えた通話には30秒20円かかりますが、この方法だと半額で済みます。
おしゃべりプランM | 自作プラン | 差額 | |
---|---|---|---|
1~13ヵ月 | 2980円(6GB) | 2480円(3GB) | 500円 |
14~25ヵ月 | 3980円(6GB) | 2480円(3GB) | 1500円 |
26ヵ月目~ | 3980円(3GB) | 2480円(3GB) | 1500円 |
おしゃべりプランMと自作プランを比較すると上の表のようになります。
おしゃべりプランは25ヵ月目まで6GB使えるメリットはありますが、あくまで最初の2年間です。
それ以降はデータ容量が3GBになり、自作プランと一緒になります。
それなのに、料金は毎月1500円、年間にすると18000円の差となります。
[st-kaiwa1]おしゃべりプランは自作できる![/st-kaiwa1]おしゃべりプランMよりぴったりプランMを選んだ方が安い確率が高い
おしゃべりプランMは自作できることを説明しましたが、人によってはデータ容量が2年間6GB使えるから、おしゃべりプランMの方がいい!という人がいるかもしれません。
もし、あなたがおしゃべりプランMを選ぶ理由としてデータ容量を上げるなら、おしゃべりプランMよりぴったりプランMを選んだ方が月額料金が安く済む確率が高いです。
例えば、ある月に10分間の電話を6回行ったと仮定します。
この時おしゃべりプランMにしていると、5分かけ放題なので、超過分の5分の通話代が発生します。
5分の通話代=200円
200円×6回=1200円
つまり、おしゃべりプランMにしていると、月額料金はプラン代2980円(3980円)+通話代1200円かかるのです。
一方でぴったりプランにしていれば、無料通話分の範囲内で収まるため、月額料金は2980円(3980円)のみです。
おしゃべりプランは通話時間が5分を過ぎると、そこから30秒あたり20円の通話代金が発生する分もしも長電話をしてしまった場合は月々の料金が高くなります。
【ある月に10分の電話を6回行った場合の月額料金】
おしゃべりプランM | ぴったりプランM | |
---|---|---|
プラン代 | 2980円
(3980円) |
2980円
(3980円) |
通話料金 | 1200円 | 0円 |
合計 | 4180円
(5180円) |
2980円
(3980円) |
※()内の料金は14ヵ月目以降の料金です。
[st-kaiwa1]通話料金分を考えるとぴったりプランMの方がおしゃべりプランMより安い確率が高い![/st-kaiwa1]UQモバイルのおすすめプランは2つ!
ネットも通話もあまり使わない人はデータ高速+音声通話プラン(1680円)が一番無駄がない
大手キャリアと契約しているけど、正直言ってネットも通話もほとんど使用しない人にはUQモバイルのデータ高速+音声通話プラン(1680円、3GB)が一番おすすめ!
このプランは昔からあるプランですが、ネット毎月3GBいかない、通話もほとんどしない人に取っては一番無駄のないプランです。
【データ高速+音声通話プラン(1680円)がおすすめな人】
・大手キャリアでカケホーダイライト+データSパック(2GB)のような5分かけ放題と一番データ容量の低いプランに加入している人
・大手キャリアでカケホーダイライト+データMパック(5GB)にようなプランに加入しているけど、毎月のデータ使用量が2~3GBの人
ぴったりプランMは月々のデータ使用量が3~5GBの人におすすめ
もう一つUQモバイルのおすすめプランはぴったりプランMです。
こちらは大手キャリアで契約している人で、毎月大体3~5GBを使い、電話も少しする人におすすめです。
大手のカケホーダイライトとデータMパック(5GB)のようなプランより、端末代込みで毎月3000円~
4000円くらい安くなります。
【ぴったりプランMがおすすめな人】
・大手キャリアでカケホーダイライト+データMパック(5GB)にようなプランに加入しているけど、毎月のデータ使用量が3~5GBの人
元スマホ販売員が教えるUQモバイルのプラン契約方法
僕のスマホ販売員の経験上からお話しすると大前提としてUQスポットで契約することはおすすめしません!
絶対にネットで契約しましょう!
僕はUQモバイルのスマホ販売員をやったわけではないので詳しくは分かりませんが、一般的にショップで契約するとオプションやWiFiルーターを勧められます。
また、データ高速+音声通話プランのような旧プランが仮にあなたにピッタリでもおすすめしてこない可能性があります(上からおしゃべりプランかぴったりプランを取れ!と言われるため)
余計なところにお金を使う可能性が高くなるので、UQスポットで契約することはおすすめしません。
次にプランに関してもですが、最初から高いプランに入ってしまうと固定費が上がってしまうので、まずは数か月様子を見ましょう。
タイプ1:ネットも通話もあまり使わない人(毎月3GB未満の人)
①ネット毎月3GB未満で通話もほとんどしない
→データ高速+音声通話(1680円)プランに加入して様子見
②数か月後特に問題なし
→そのままデータ高速+音声通話プラン(1680円)を継続
③何らかの事情でデータ容量や通話が今までより使うようになった場合
→ぴったりプランMに変更
※一度ぴったりプランに変更するとデータ高速+音声通話プラン(1680円)には戻せないので注意!本当にプラン変更すべきかよく考えましょう。
タイプ2:ネット利用が毎月3~5GBで通話を少しする人
①ネット利用が毎月3~5GBで通話を少しする人
→ぴったりプランMがおすすめ
②26ヵ月後6GBから3GBに戻ったけど、データ容量が足りない人
→500円のオプションに入って、データ容量6GB・無料通話120分にする
念のためにUQモバイルをおすすめしない人
ここまで、UQモバイルのおすすめしないプランの理由やおすすめできるプランについて説明しましたが、この記事を読んでくれている人の中にはUQモバイルに乗り換えるべきか迷っている人もいると思います。
そこで、念のために「こんな人はUQモバイルをおすすめしない」というのもご紹介しておきます。
【UQモバイルをおすすめしない人】
1:大手キャリアで通話し放題プランに加入している
→毎月の通話時間が長い人は大手キャリアで通話し放題プランにした方がトータルで安いです。UQモバイルをはじめ格安スマホには通話し放題のプランはありません。(5分通話し放題は各社あります)
2:最新ハイエンド端末を使いたい人
→最新のiPhoneなどを使いたい人は大手キャリアで契約しましょう。格安スマホでは最新ハイエンド端末は扱っていません(最新iPhoneやGalaxyなど) また、UQモバイルで最新iPhoneを使うにはApple Storeなどで購入する必要がありますが、分割払いが基本的にできません。クレジットカードの分割払いなどはできますが、金利手数料分損します。
3:毎月絶対にデータ使用量が5GBを超える
→データ使用量が毎月5GBを超える人はそれなりに動画を見たり、ゲームをしている人です。そのような人は大手キャリアの方が快適です。
↓↓↓↓↓↓↓
そのまま大手キャリアで契約しましょう
UQモバイルのおすすめプランを動画で解説
内容は記事本文と同じです。
動画の方が好きな方はこちらをご覧ください。
まとめ
今回の記事ではUQモバイルで本当におすすめできるプランとおすすめできないプランについて書きました。
まとめると
- CMで紹介しているプランは企業が一番儲かるプラン。あなたに一番合ったプランとは限らない
- UQモバイルのおしゃべり・ぴったりプランは14ヵ月目以降に1000円値上がりすること、26ヵ月目以降にデータ容量と無料通話分が半分になること、旧プランへはプラン変更できないことに注意!
- プランSはコスパ悪すぎ
- プランLはあまりメリットがない
- おしゃべりプランMは自作した方が安い。また、ぴったりプランMを選んだ方が通話代金の分で安くなる確率が高い
- おすすめできるプランは旧プラン(1680円)とぴったりプランM
- 実店舗での契約は余計な出費が増える可能性もあることからおすすめしない
長くて読むのが大変かもしれませんが、元スマホ販売員の私なりに、おすすめできるプランを分かりやすくお伝えしました。
今UQモバイルを検討している人はぜひ、参考にしてください!
また、何かUQモバイルについてご質問があればコメントください。
答えられる範囲内でお答えします。