手取り3割でも危ない!?賃貸契約初心者が注意すべき「隠れ家賃」とは

  • 2018年2月8日
  • 2019年4月16日
  • 家賃
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4月から新生活という人も多く、不動産屋で物件探しをしている人が多いのではないでしょうか?

多くの人は自分の収入を元に家賃はだいたい〇万円くらいかなって決めていますが、家賃には実は「隠れ家賃」というのがあります。

この隠れ家賃を最初に考慮せず、収入の3分の1ギリギリの物件を借りてしまうと後で大変なので、今回の記事では始めて賃貸契約する人向けに隠れ家賃について解説したいと思います。

家賃=賃料+管理費ではない

家賃と聞くと皆さん何を思い浮かべるでしょうか?

おそらく大半の方は、家賃=賃料+管理費と思っていると思います。

これ自体は別に間違っている訳ではないですが、実は次に紹介する隠れ家賃という見えにくい家賃が存在します。

隠れ家賃は賃貸契約するといずれ払わなくてはならないお金なので、あらかじめ家賃と想定して考えておかないと後で痛い出費になったりします。

それではまず、代表的な隠れ家賃4つを紹介します。

代表的な隠れ家賃4つ

2年に1回かかる更新料(家賃1ヵ月分)

UR賃貸などの公的な住宅ではかかりませんが、一般的な不動産屋の賃貸契約では2年に1度更新料といって家賃1ヵ月分が取られます

例えば家賃が10万円だった場合

更新料10万円÷24ヵ月=4167円/月

実際に更新料を支払うのは契約して2年後ですが、これを月額換算すると月4167円の出費になります。

人によっては2年で退去すれば更新料を払わなくて済むと思うかもしれません。

しかし、もし次も賃貸暮らしの場合、契約時の仲介手数料で家賃1ヵ月分取られるのであまり変わりません。

保証会社利用なら毎年保証料

最近では連帯保証人に立てられても、保証会社が必須な物件が首都圏で増えています。

背景としては以下のような理由があります。

  • 連帯保証人がいない人の増加
  • 連帯保証人がいても万が一家賃滞納があった場合、物件オーナー側が滞納金を回収できないことが多い
  • 敷金をゼロにして初期費用を下げ、入居者を確保しやすくするため

この保証会社を使った場合、毎年保証金というものを支払わなくてはなりません。

例えば保証金が毎年1万円かかる場合

1万円÷12ヵ月=833円/月

※保証金は保証会社によって異なります。今回は僕が利用しているエポスカードのROOM iDを参考にしました。

月々に換算すると月々833円の出費になります。

ちなみに保証会社としてエポスカードのROOM iDを利用している方は以下の記事で紹介しているエポスポイントを保証料に充当すると毎年支払う保証金が安く済みます。

 

退去時に発生するクリーニング代

敷金を取られる物件では預かった敷金を退去時のクリーニング代に充てることが多いです。

しかし、敷金ゼロの物件の場合、退去時にクリーニング代を別途取られる場合が多いです。

例えば退去時にクリーニング代3万円がかかる場合(居住年数を2年とする)

3万円÷24ヵ月=1250円/月

月々1250円の出費になります。

特にマンションに多い駐輪代(自転車)

駐車場代でお金がかかるのは、比較的当たり前ですが、東京のマンションでは自転車の駐輪代がかかるところもあります。

これは、不法投棄やマンションの住民以外が勝手に停めたりしないようにするためです。

駐輪代はマンションによって様々ですが、高いところだと1台につき毎月1000円かかるところもあります。

駐車場代は物件契約時に明記されていることが多いですが、駐輪場代は明記されていなかったり、入居途中から有料に変更したりする場合があるので注意しましょう

例えば駐輪代が毎年3600円かかる場合

3600円÷12ヵ月=300円/月

月々300円の出費になります。

隠れ家賃を換算するとこんなに家賃が代わる!

さて、ここまで隠れ家賃について書いてきました。

それでは隠れ家賃を含めると家賃がどれくらい変わるのか見てみましょう。

【条件】

管理費込み家賃10万円

保証会社利用 保証料1万円/年

退去時クリーニング代3万円

【隠れ家賃総額】

4167円+833円+1250円=6250円

つまり、将来かかるお金も毎月の家賃として換算すると、上の条件の物件の実質的な家賃は10万6250円ということになります。

毎月の家賃を単に管理費込みの10万円として想定していた場合より年間で75000円出費が多いということです。

隠れ家賃がいかに大きいかお分かり頂けたのではないでしょうか?

もしこの家賃10万円の物件を手取り33万円の人が借りていたら

家賃は一般的に手取り収入の3割に収めるのが良いとされています。

もし上の物件を手取り33万の人が借りていたとしたらどうでしょう?

手取り33万の3割は9.9万円でほぼ10万円です。

この場合を考えると毎月約5150円のオーバーです。

しかも、この3割というのはあくま目安です。

節約してお金を他のところに回したいのであれば、固定費の中でも金額が大きい家賃はもっと下げるべきです。

隠れ家賃は賃貸契約するときにはあまり気づきません。

不動産会社の人は毎年かかる保証金について、さらっとしか言わないからです。

特に手取り収入の3割のギリギリの金額の家賃で借りようとしている人は注意してください!

隠れ家賃も含めて手取りの3割に収まっていますか?

収まっていない場合、後々きつくなる可能性がありますよ!

隠れ家賃分は毎月別口座に貯金するのがおすすめ!

隠れ家賃は1年ごとだったり、2年後とだったり、退去時だったりとお金を取られる時期が様々です。

これが実は以外に厄介で僕たちが忘れたころに引き落としされます

保証金など1万円くらいなら、いつ引き落としされてもあまりダメージはないかもしれません。

しかし、家賃1ヵ月分の更新料は準備していないとけっこう痛い出費になります

そこで、おすすめしたいのが、最低でも更新料分を毎月給料が振り込まれたら別口座に移すことです。

ここで重要なのが、必ず普段の貯金用の口座と分けて貯金することです。

家賃10万円の物件の例でいえば、隠れ家賃用の口座に毎月4000円貯金することになります。

2年に1度必ずかかる更新料も家賃の一部としてとらえ、毎月一定額を口座に貯金しておけば後でお金に困ることがありません。

まとめ

今回の記事では隠れ家賃について解説しました。

まとめると

  • 家賃=賃料+管理費ではない
  • 隠れ家賃には更新料や保証会社への保証金、サポート料、退去時のクリーニング費用などがある
  • 隠れ家賃を含めて手取り収入の3分の1に収めるとより無理がなくなる
  • 隠れ家賃分を毎月貯金しておく(ただし口座は貯金用の口座と分けること)

隠れ家賃も最初から家賃として想定して物件を借りると無理なく支払いができます。

家賃は固定費の中でも一番高いので、ぜひ現在賃貸物件を探している人は隠れ家賃も含めて考えてみてください。

※1:隠れ家賃は私の造語です。

※2:隠れ家賃は物件によって異なります。自身が契約しようとしている物件の隠れ家賃を自分で算出してみて、無理がないか確認しましょう。

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